外国人が麺類を食べる様子は、日本人から見るとぎこちなさそうにも見えるので、私はよく「音を出す練習をしよう!」と勧めます。そして下記のような会話をしました。

フランス人:「日本人はなぜ音を立てて食べるのですか?」「音を立ててだべるのは作った人に対する感謝の気持ちを伝えるためだと聞いているが本当ですか?」という質問を受けた。

そういう理論もあるのかもしれないが、私はそう考えたことは一度もなかったので、持論をそのまま伝えた。

日本人:「麺類は時間をかけて食べると延びておいしくなくなる。早く食べると良いが熱いと食べられない。吸うことによって熱さを感じにくくなり早く食べられる。でもその時は音が出るが早く食べることを優先しているので音は気にしない。」

フランス人:「では、ソーメンやざるそばなど熱くない麺類も音を出すのはなぜですか?」

日本人:「麺類は音を出して食べるという習慣が身についているので、熱くなくても同じように食べる方が食べやすい」